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Pithecanthropus Effectus+Uranachi
http://pithecan-e.net/

『おとなしい給仕』
ハロルド・ピンター"The Dumb Waiter"より―

THEATER COMPLEX 00 -Masterpiece 舞台芸術祭- 参加作品
http://www.namura.cc/tc/

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■出演出 直立演人/ロプロプ
■演出補佐 鈴木径一郎
■美術 岸昆虫(ウラナチ)
■舞台効果 廣瀬良二/池坂麻記
■チラシ&Webデザイン 山崎民子
■協力 尾崎聡/岡田純子/鈴木達人/大石大蔵/久保田美生/吉川誠司(Toop design works)/楠貴大

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■日時
2010年
2月19日(金)19:00
2月20日(土)13:00 / 18:00
2月21日(日)14:00 / 18:00
*受付開始は開演の1時間前、開場は開演の30分前


■会場
SIDE CHAMBER
大阪市住之江区北加賀屋 4-1-55名村造船跡地
大阪市営地下鉄 地下鉄四つ橋線 北加賀屋駅 4番出口より徒歩10分
MAP: http://www.namura.cc/access.html

■料金
前売 2000円
当日 2500円
*全席自由席

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■チケット予約
クリエイティブセンター大阪(CCO):06-4702-7085/http://www.namura.cc/
THEATER COMPLEX: http://www.namura.cc/tc/
予約フォーム:
http://www.theater-reservation.com/tc/ticket_reservation.cgi?id=20100219Pithecanthropus&c=5
*当日でのご精算になります

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■劇団問合せ
TEL: 070-5600-3611
MAIL: e.pithecanthropus@gmail.com
WEB: http://pithecan-e.net/(近日稼動予定)

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猿人〈Pithecanthropus〉が直立歩行〈Erectus〉をはじめたその瞬間から、劇的なる時空間もはじまった。始原に演じられたパフォーマンス〈Effectus〉を、いま・ここに甦らせること。およそ到達不可能なこの目標に向かって飽くなき試行錯誤を続ける人。彼こそは、Pithecanthropus Effectus。
Pithecanthropus Effectus+Uranachi

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2009 年、ハロルド・ピンターの死をきっかけに設立されたad hoc theater unit。そのルーツには大阪外国語大学演劇部・劇団「檜舞台」があり、1990 年代にサミュエル・ベケット作『ゴドーを待ちながら』やボリス・ヴィアン『帝国の建設者』など多数の不条理劇の上演に携わった者たちを中心に構成されている。当時、演劇史における「ベケット以後」の時代を強く意識していた彼らは、いま「ピンター以後」の時代の到来を意識し、ピンターが1957 年に発表した“The Dumb Waiter”をテクストとして上演を企てる。

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■人物紹介
[直立演人]
Pithecanthropus Effectus発起人。不条理劇をこよなく愛する男。通り一遍の解釈を寄せ付けない多声的なテクストを不条理過多の今日に甦らせ、自ら演じることに取り憑かれている。作・演出・主演作品として、クラウン芸の要素をとりいれたナンセンス・レヴュー『ピエロと月光、あるいはサーカス』(1992)、現代人の労働疎外を寓意的に描いた迷宮劇『会社』(1994) がある。
[ロプロプ]
身体による絵画制作集団Uranachi を主宰する岸昆虫の別名。演劇・ダンス・美術・文学を横断し、偏執的に摂取・調合・配置する狂科学芸術家。ブログ岸昆虫記で、詩・エッセイ・評論を執筆中。文章表現と舞台表現が相互に依存し高めあう関係を作り出している。演出作品は40 本以上に上る。最近作『居留守図書館』(2009・sidechamber)、『100000 羽の鳥』(2009・blackchamber)
URL: http://home.att.ne.jp/banana/so1/index.html

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アフタートークのお知らせ
さまざまな分野から豪華ゲストをお迎えして上演後のアフタートークを行なうことになりました。
(上演とアフタートークを含めて約2時間程度となります)
ゲストラインナップ
2月19日(金)19:00 小笠原博毅(おがさわら ひろき) さん
2月20日(土)13:00 調整中
2月20日(土)18:00 洪貴義(ほん きうい) さん
2月21日(日)14:00 細見和之(ほそみ かずゆき) さん 、田尻芳樹(たじり よしき) さん

ゲストプロフィール
小笠原博毅(おがさわら ひろき) さん
1968年東京都八王子市生まれ。
PhD(社会学ロンドン大学ゴールドスミス校)
現在、神戸大学国際文化学部教員
主な著作に『サッカーの詩学政治学』(共編著、人文書院)、『黒い大西洋と知識人の現在』(編著、松籟社
翻訳書に『スチュアート・ホール』(青土社)など。
スポーツや音楽の文化研究を通じて、巷にはびこる人種的思考という不条理に対峙しつつも、日本の大学というどこよりも不条理な現場で日夜悪戦苦闘中。
最近の口癖は、「無理!」。

洪貴義(ほん きうい) さん
見えない都市在住の思想史研究者。
政治、思想、哲学、文化、芸術、すべてが壊滅的な惨状にある現代において、それでもなお生きられる思考の形象を日々探っている。
冗長な言葉より、沈黙や余白、衰弱していく言葉に一層の可能性を感じている。
共著に『ディアスポラから世界を読む』(明石書店
『マイノリティは創造する』(せりか書房)他。
大阪経済法科大学アジア太平洋研究センター客員研究員
法政大学非常勤講師

細見和之(ほそみ かずゆき) さん
1962年兵庫県篠山市生まれ。
アドルノベンヤミンを中心にユダヤ系のドイツ思想を研究しながら、学生時代から現代詩の実作も行なってきた。
現在、大阪府立大学人間社会学部教授。博士(人間科学、大阪大学)。篠山市在住。
主な著書に『アドルノ』(講談社)、『アイデンティティ/他者性』(岩波書店)、
『ポップミュージックで社会科』(みすず書房)、『「戦後」の思想―カントからハーバーマスへ』(白水社)など。
近刊書に『永山則夫―ある表現者の使命』(河出書房新社)。
詩集に『言葉の岸』(思潮社)、『ホッチキス』(書肆山田)など。詩誌『びーぐる―詩の海へ―』(澪標)編集同人。

田尻芳樹(たじり よしき) さん
1964年大阪市吹田市生まれ。
PhD(英文学、ロンドン大学バークベック校)、現在、東京大学准教授
サミュエル・ベケットを中心に20世紀のモダニズム小説を研究。
著書:『ベケットとその仲間たち』(論創社)、Samuel Beckett and the Prosthetic Body (Palgrave Macmillan)、
J・M・クッツェーの世界』(英宝社、編著)『ベケット大全』(白水社、共編著)
翻訳書:ノウルソン編『サミュエル・ベケット証言録』(白水社、共訳)、スピヴァックデリダ論』(平凡社)、
ノウルソン『ベケット伝』(白水社、共訳)ベケット『並には勝る女たちの夢』(白水社