台風一過(その1-1)〜嵐の前の静けさ〜

東京へ入ったのは金曜日の朝のことでした。午前中から昼過ぎにかけて、都心部を少しうろうろした後、電車で移動。都心部から30分ほどかけて、会場まで向かいました。途中の駅で乗り換えると、どうやら他所から同じイベントに参加する風情の方がちらほら。場所を聞かれたりしたので、「もしかして同じイベントに参加されるのですか?」、などど話しつつ、みなさんで一緒に移動。会場は最寄の駅から思った以上に近く、便利なところでした。

この日(金曜日)は、プレ・イベント、前夜祭という感じで、アナウンスされていたのは会議とシンポジウム1本のみ。本祭は土日ということもあり、会場内は、(人は多いものの)まだがらんとした様子でした(思えば、これが嵐の前の静けさだったのかもしれません)。この時点では、受付のようなものは見当たらず、とりあえず、もう既に会議が始まっているようだということで、電車の中や、会場へ向かう途中で一緒になった方と一緒になって、会議の会場へと向かいました。

会議が行われていたのは比較的小さな部屋でしたが、既に数十人ほどの方が集まっており、座る場所を見つけるのも難しい状況でした。一応、非公式でクローズの会議という建前でしたが、出入りは自由な感じで、これまでの何年間かの活動報告に関することを議題に、何人かの方々が、代わる代わるお話をされました。そういう間にも、知っている顔が会議をしている部屋へとおいでになり、友人の顔を見つけては、挨拶を交わしたり、時々、外へ出て世間話をしたり、メールしたり、電話したり、コーヒー飲んだり、比較的、のんびりと時間を過ごしていました。ちょうど、この時間帯までは。