むーかぁ〜しぎりしぁーのーいかろーすは〜♪
平日にもかかわらずおじさまとおばさまがたで大盛況であります。
ほんまはブリューゲルの描いたもんではないらしいけど。
ついに念願の本物を拝むことができました。
むーか〜しぎりしぁーのーいかろーすは〜♪
ひゅーーーん・・・。
どっぼーーーん・・・。
ちーん。
なまんだぶなまんだぶ。
とにかく拝んで参りました。
今回やってきたのは17世紀のフランドル絵画と19世紀以降のベルギー近代絵画。
え、なんで18世紀はないのかって?
絵どころではなかったんで。
太陽が沈まん帝国を追っ払ったと思ったら太陽王が攻めてきたり、オレンジ軍団と険悪ムードになったり、対岸の紳士の国がやたらエラソーにしよるし・・・。
まあそんなんはどうでもいいけど。
ともかく、見て印象に残る、面白い絵が多かったというのが感想。特に以下3つの点。
フランドル絵画は親しみやすい絵という感じ。聖書や神話、叙事詩や寓話をわかりやすく描いて見せたり、絵の上で物語を展開して見せたり、日常の暮らしをテーマにしたりとか。
描かれているのがどんな場所や場面で、どんな状況なのかが明らかで、印象に残るような雰囲気を伝えるのが上手な感じ。構図にこだわらず、デフォルメを効果的に使って、伝えたいことを描き漏らさない絵が多かったと思う。含蓄に富んだ作品が面白かった。
ベルギー絵画によるフランドル絵画の発見。18世紀の断絶の後、フランドル絵画がベルギーの絵画の起源として発見され、ベルギーの絵画がフランドル絵画以来の伝統の中にあるものとして捉えられるようになる。フランドル絵画がモチーフとされたり、画家の生涯がテーマとされたり、フランドル絵画とベルギーの絵画とがつなぎ合わされるようになっていく。んじゃレンブラントとかみたいなフランドルの影響を色濃く受け継いだ「オランダ」の画家はどうなることやら・・・。