サンタクロース、「ルミナリエ存続のため」と称して子どもたちに浄財を要求するの巻
市内中心部、ルミナリエの喧騒からやや離れたところで買い物をして、とあるデパ地下のフードコートで軽食をとっていた際の一幕。
突然、「メリ〜クリスマ〜ス」と、それに加えて「募金お願いしまーす」の声。何やと思って見てみると、サンタクロースに扮した男性と、スタッフご一行がフードコート内に登場。*1
まだデパートのステータスが高かったころの雰囲気がかろうじて残るこの場所、家族連れで賑わう中、以下のような状況が展開される。
子どもたち:「わあ、サンタさんだ、サンタさんだ!」
保護者のみなさん:「あ、サンタさんやで。よかったやん。」
サンタ:「メリ〜クリスマ〜ス。」
お付きのスタッフ:「神戸ルミナリエへの募金にご協力をお願いしまーす。」
(方々で、保護者が財布を取り出し、硬貨を募金箱に放り込む光景が繰り広げられる。チャリーン。)
お付きのスタッフ:「ありがとうございまーす。」
サンタ:「メリ〜クリスマ〜ス。」
サンタご一行はフードコート内をくまなく回り、一通り集金を済ませたところで、どこへともなく立ち去っていく。
呆気にとられたまま、しばらくコーヒーを飲んで休息。そして30分ほどたったころのこと。
再び、「メリ〜クリスマ〜ス」の声がフードコート内に響きわたる。
第2回目の集金。
ここでふと我に返る。
このサンタクロースは、子どもたちにプレゼントを贈ることなしに、逆に、子どもたち(および保護者たち)に浄財を要求している…。
それはないやろ、サンタさん。
という今日この頃です。