3年ぶりに岐阜へ行ってみた。

一瞬、ここはどこや? と思うほどの変貌ぶり。JRの旧駅舎はあとかたもなく、広大なロータリーと陸橋の整備の真っ最中。群を抜くような高層マンションが建ち、かつての新岐阜名鉄岐阜に変わり、ガラス張りの駅舎に一新。まるで面影がなかった。とにかく、ビックリするばかりだった。


路面電車の線路も跡形もなくひっぺがされ、がらんとした雰囲気に拍車がかかるばかりだ。日曜の駅前通りなのに人はすくない。まるで四条から人気を一掃したような、そんな感じ。


岐阜市の繁華街、のはずの柳ヶ瀬。駅から歩いて5分ほどの好立地、日曜の昼間にもかかわらず、人は少ない。ここ10年くらい、問題にはなっているけど、これほどとはね…。真ん中の写真の右奥では、昔よく行った新岐阜百貨店が取り壊しの真っ最中。人通りの少なさを目の当たりにしてなおかつ、透き通るような駅舎の前に立つと、名古屋へ逃げてしまいたくなるというか、さあさっさと名古屋に行ってくださいと肩を押されているような気分になる。とりあえず、逃げるのは我慢。時間もないし。

高島屋の周辺に来てようやく、安心するくらいの人通りに出会う。高島屋の店内は結構な賑わい。ミセスが多いけど。ダイヤモンドか東洋経済か忘れたけど、ここの高島屋の営業成績は結構いいらしい。入ってみると分かるけど、この地域でほぼ唯一の、名古屋に出なくても相応のものが揃う店という感じ。高島屋のブランド力、この店の営業努力、そして皮肉にもこの地域の落ち込みが、この賑わいを作り出しているように思えた。名古屋に行ってしまいたいという焦りから、ようやく解放される空間、てな感じです。

JRの方は激変。広大な駅前広場の整備の真っ最中。広場の上を覆う歩行者用デッキも半分が完成したらしく、再開発ビルと駅とが直結。とにかくだだっ広い。右側の写真の高いビルは「岐阜シティー・タワー43」とかいうらしい。このあたりで、てか、岐阜県で一番(高さの)高い建物がマンションっていうのはちょっとね…。

とにかく、この変わりようには言葉がうかばん。唖然。