正直な気持ち。

ある本を読んでいる。

「ポスト政治」的な状況がどんなものなのか、そんな中で、政治についてのどういった考えた方があるのかに目を配ることや、「政治的なもの」を活性化すること、あるいは「政治」の可能性を広げるという視点は重要だと思う。政治哲学や政治思想に目を向ける良い本だと思う。

でも、著者の主張が入ってくると、どうしても違和感を感じてしまう。

・何で民主主義が敵対性還元できるのだろう。ご近所民主主義みたいのしか見えてこない。制度がないと権利は実現せんとか言ってみたり、その執拗なまでの国民国家レベルへのこだわりは何なの?
・敵対にも色々なものがあると思う。どんな舞台設定? どんな権力関係の中での敵対? 花火を打ち上げればいいってもんじゃない。
・正当な手続きとか持ちだしたら「ポスト政治」と変わらんやん。
・伝統左翼の位置を占めたいだけなんじゃないの(社民が撤退したその跡に)? んでもって、代弁する階級とか集団がないかわりに、多元多元とうろ覚えのように…。


どうしてだろう。正直な気持ち。