R418=酷道

最近、「酷道」なる用語を知りました。語源はもちろん「国道」なのですが、そもそも国道のルートが選定される際、お役人様方が地図を見ただけで(適当に線を引いて)ルートが決まってしまったために、とても国道とは思えないような道路が誕生してしまったとのことです。近年道マニアにその「酷道」の存在が注目され、通行にチャレンジすることがひそかにブームになってきているようです(たぶん)。
で、その代名詞が「国道418号」。岐阜県を東西に横断する路線なのですが、木曽川沿いの山間部の区間が放棄され、年間を通して通行不可能という有様。道路標識には屈辱の「×」が記され、ルートそのものを否定。県道の方への迂回が指示される状況です。
実は15年ほど前、このあたりに住んでいました…(汗)。当時は集落へのルートとしてR418がかろうじて機能していた最後の時期で、通行不能区間の東側も、とりあえず現在よりは奥に進むことができたという記憶があります(もちろん途中で通行止めでしたが)。自分が住んでいるところは迂回路の県道沿いだったのですが、当時から「あの道は何やろ」と少しばかり気になる存在ではありました。下の集落から上に働きに来る人もいたような気が…、記憶が定かではありません。
でも、あの木曾の山々の景色はちっとも変わってませんでした。半ばネタとして出会ったものですが、なんか昔が懐かしいですね。もちろん、通行にチャレンジしようなどとは絶対に思いませんが…。